石原慎太郎
日本新華僑報網は先般、『日本の首相らの食事について』と題した文章を掲載した。文章は「食べる」という観点から、様々な首相や政治家の好みを総括している。以下は文章の抜粋である。
安倍晋三首相は以前、自身のFacebookで、験担ぎに「カツカレー」を食べている写真をアップし、大きな反響を呼んだ。なぜなら、安倍首相が食べていたのは、通常の約3倍、3500円もする高級なカツカレーだったからだ。
しかし、贅沢な食事で言えば、安倍首相はまだまだみすぼらしいほうである。日本の政治家の中で、一番の高級志向は石原慎太郎氏を差し置いて他にはいないだろう。
東京都の有楽町にある1984年創業の高級フレンチ「アピシウス」は石原氏御用達の店である。「アピシウス」にはコース料理が3つあるが、最も安いものでも1万2600円、一番高いのは2万1000円である。
ここ10年で「アピシウス」を訪れた政客は数多く、森嘉朗氏、小泉純一郎氏、菅直人氏はいずれも首相就任期間中に一度、麻生太郎氏は気前が良い方で2度訪れている。一方の石原氏にいたっては、これらの要人とは比較できないほど頻繁に訪れており、「アピシウス」の従業員は「お得意さんの中でも大のお得意さん」と言っている。
また、従業員によれば、石原氏は来店の際には必ずVIPルームを利用し、どんな大物政治家も、更には首相でも、ここが石原氏のテリトリーであることを知っているという。石原氏の注文は毎回、「シェフのお任せ」なのだが、どんな料理が出ても、石原氏は食べると必ず、「味が違う」とぼやく。石原氏が自分の口に合う料理を注文しやすいよう、使用している食材や作り方を説明しようとしても、「ごちゃごちゃ説明しても分からない。食べたほうが早い」と言っているそうだ。