小泉純一郎(写真)
石原氏がまだ東京都知事だった2000年4月から2006年末、飲食代として使った知事交際費は約1615万円に上る。「知事交際費」とは7年間155回にわたって、石原氏が秘書や側近などとの飲食や政治家との接待に使用したお金である。つまりは「税金で飲み食い」していたということだ。
豪華な食事と言えば、小泉純一郎氏を忘れてはいけない。しかし、小泉氏の場合、石原氏よりもいくらか賢いようだ。首相に就任した1年目、小泉氏は2日に1回は外食をしていたという。小泉氏が足しげく通っていたのは、完全予約制の高級料亭「口悦」である。一人当たりの平均消費は3万円と、びっくりするほど高い。
しかし、小泉氏の賢いところは、闇雲に高級な料理ばかりを食べないところである。3万円の料亭料理も食べれば、420円の餃子も食べる。小泉氏が通いつめていた餃子推しのラーメン店「壇太」を切り盛りする安達夫妻によると、首相在任期間中、小泉氏は側近などを17,8名引き連れて店を訪れ、良く貸切で飲食していたという。小泉氏はお酒も良く呑み、店には大好きな芋焼酎「赤霧島」をボトルキープしている。小泉氏は政界を退くと、あまり店に顔を出さなくなったが、今は息子で衆議院議員の小泉進次郎氏が良く訪れ、父がボトルキープしたお酒を飲んでいるという。