「群集心理」で年間4800万元の無駄遣い
「群集心理」は社会にどのような無駄な面倒と出費をもたらしたか。警察当局が1つの交差点を管理するのに年間48万元かかり、武漢市の交通量が多い交差点だとその費用は100万元に上ることが取材でわかった。交差点での歩行者の信号無視をなくすには、年間少なくとも4800万元を投じなければならない。
11日午前、武漢市の漢陽鐘家村にある交差点を訪れた記者は、交通整備員が以前より管理を強化し、歩行者の信号無視は大幅に減ったことに気がついた。
江漢交通大隊は、道路わきに交通秩序改善所まで特別に設けた。交通警察によると、歩行者の信号無視に対する処罰は交通規則を暗唱させるというもので、電動付き自転車に対する処罰はもっと重い。
交通警察は、電動付き自転車の信号無視、2人乗り、自転車専用道を走らない行為に対して20元の罰金を科す。交差点で勤務するある交通整備員は、「経験から言って、誰かが見ていれば一人も信号無視しないようにすることは可能だが、問題は歩行者に自覚がないことで、誰も見ていなければやはり信号を無視するだろう」と話した。
交通量が多い交差点では少なくとも6人の整備員が必要
多くの交通警備員は、「自分たちに法律執行の権限がないため、笛を鳴らしたり旗を振って管理するしかない。全ての交差点に交通警察が立たないと信号無視は阻止できない」と話す。