記者が大まかに計算したところ、交通量が多い交差点には通常4カ所の歩行者が信号待ちをする場所があり、この4カ所に1人ずつ整備員を配備する場合4人が必要だ。さらに、交通指揮を担当する交通警察や補助員、歩行者と電動付き自転車を罰する交通警察を加えると、1つの交差点に少なくとも6人が立たなければいけない。
武漢市の建設大道にある「新華路」交差点には2人の交通整備員と2人の警察補助員、3人の交通警察のほか、違反した電動付き自転車を運ぶトラックの運転手が1人おり、警察当局はこの交差点に計8人を配備した。
警察補助員の現在の最高年収は3万元で、交差点の歩行者を管理するには48万元かかることになる。江岸区に建設大道の黄浦大街路のような大きな交差点は20カ所前後あり、計算すると経費は960万元に達する。これは市中心部だけの数字であり、市全体だと驚異的な額になる。
また、市交通管理部門への取材で、交通量が多い交差点は武漢市内に100カ所以上あることがわかった。これらの交差点の歩行者の管理だけで、年間約4800万元を投じる必要があり、道路計画の支出も加えるとその額はさらに増える。この非文明的な習慣は、社会に余分な費用をもたらしたと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月12日