瑞泉。国王が中国の冊封を受ける際にだけ、この水が供された。
12世紀、琉球諸島の南部、中部、北部に、それぞれ南山、中山、北山の三国が現れる。
明王朝藩属国時代
1372年、明王朝の太祖・朱元璋が中山王・察度に詔勅を発布。北山、中山、南山の三国が明政府に朝貢し、琉球は明王朝の藩属となる。
1392年、朱元璋の命により、福建省出身の造船・航海に長けた技術者、三十六姓が琉球に移民。
1416年、中山王・尚巴志が北山を征服。
1429年、中山王・尚巴志が南山を征服し、統一王朝の琉球王国が誕生(第一尚氏王朝)。琉球と明王朝の藩属関係により、琉球の各代国王は明王朝の冊封を受けなければならなかった。
1470年、第一尚氏王朝が滅亡し、尚円が第二尚氏王朝を樹立。明王朝の冊封を受ける。
1400年‐1550年、琉球王国の黄金時代。商業が高度に発達し、中国、朝鮮、東南アジア、日本と貿易を行う。
15世紀‐16世紀、大量の海賊“倭寇”が琉球諸島を荒らし回る。
1609年(万暦37年)、豊臣秀吉の対外拡張政策を引き継いだ徳川家康は、琉球王国に近い鹿児島の薩摩藩・島津家久率いる3千人の兵を派遣し、琉球を侵略。琉球国王を捕虜とする。
清王朝藩属国時代