インド初の国産空母が月曜日、南部ケララ州の国営造船所で進水した。これはインドの軍艦建造の歴史において、重要な時となった。空母の進水により、インドは空母を建造できる少数の国家の仲間入りを果たした。建造・開発の技術的複雑性と高額の費用を考えると、空母の建造は決して容易なことではない。
インド紙『ザ・タイムズ・オブ・インディア』は12日、「現在世界で空母の設計と建造に成功しているのは、米国、ロシア、英国、フランスのみだ。1隻目の国産空母の進水に伴い、インドは独自に空母を建造できる国家の仲間入りを果たした」と伝えた。「ビクラント」は36機の戦闘機を搭載でき、2016年に海上試験を実施し、2018年末にインド海軍に配備される予定だ。
一部の西側メディアは、インド産空母の進水と中国を結びつけた。英デイリー・テレグラフ紙は、「ビクラントの登場は、インドが地域内の競争相手の中国を打ち負かし、独自に空母を建造できる国家の仲間入りを果たしたことを意味する」と指摘した。アナリストは、「同空母はインドの国力の象徴であり、インドの国家的な誇りでもある」と述べた。インド政府は、アジアとインド洋で日増しに影響力を高める中国との、力の均衡を求めている。