中国共産党中央委員会の『中国共産党規約(改正案)』についての説明

中国共産党中央委員会の『中国共産党規約(改正案)』についての説明。

タグ: 中国共産党規約(改正案)

発信時間: 2012-11-16 16:44:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

(六)社会主義の市場経済を発展させることについての内容を充実させた。小康社会を全面的に実現するには、世界における経済社会発展の新しい趨勢に応じて新たな経済発展パターンをいち早く形成し、経済構造の調整をいっそう速める必要がある。工業化、情報化、都市化、農業現代化をトータルに推し進めることは、わが国の経済社会発展の直面する重要な課題である一方、小康社会を全面的に実現するための重要な戦略的措置である。党規約改正案は総綱部分の第十四段落の中で、工業化、情報化、都市化、農業現代化の歩調をあわせた発展を促進する、という内容を書き加えた。この面の内容を充実させることは、全党が新世紀の新しい段階において改革開放と社会主義現代化建設の重要任務をより全面的に認識し、経済社会の全面的でバランスのとれた、持続可能な発展をよりよく促すことに役立つ。

(七)社会主義の民主政治を発展させることについての内容を充実させた。人民民主はわが党が終始高く掲げている輝かしい旗じるしであるが、法治は国政運営の基本的な方式である。わが党は揺るぐことなく社会主義民主を推進し、民主制度を充実させるとともに、民主の形態を豊かにし、社会主義法制を健全なものにして、人民の主人公としての地位をよりいっそう保障する。ここ数年らいの経験を総括した上で、党規約改正案は総綱部分の第十五段落の中において、より広範で、より十分かつより健全な人民民主を発展させ、中国の特色ある社会主義の法律体系を充実させる、という内容を書き加えた。この面の内容を充実させることは、われわれが中国の特色ある社会主義の政治発展の道を歩むことを堅持して、政治体制の改革を積極的かつ穏当に推し進め、社会主義の民主政治を絶えず発展させ、法律に基づいて国を治めることを全面的に推進し、社会主義の法治国家を築き上げることに役立つ。

(八)社会主義の先進的文化を発展させることについての内容を充実させた。十七期六中全会はわが国の文化面の改革・発展の推進について全面的な布石をおこない、社会主義の文化強国を建設するという目標を明確に提起し、社会主義の中核的価値体系づくりの強化を強調したが、これは全党、全国人民の心からの支持を得た。十八回大会の報告は社会主義の文化強国の建設について布石をおこなった。党規約改正案は総綱部分の第十六段落において、社会主義の文化強国を建設し、社会主義の中核的価値体系づくりを強化する、という内容を書き加えた。このような改正をおこなうことは、全党が社会主義の先進的文化の前進する方向をしっかりと把握し、高度の文化的自覚と自信を樹立し、文化事業と文化産業を大いに発展させ、国の文化のソフトパワーを強め、社会主義文化の大きな発展・繁栄を推し進めることに役立つ。

(九)社会主義の調和のとれた社会を構築することについての内容を充実させた。民主・法治や、公平・正義、信義誠実・友愛、活力に満ちること、安定して秩序整然たること、それに人間と自然の調和のとれた共存という全般的な要請を貫徹し、全人民の教育や所得・収入、医療衛生、養老、住居などの面における保障を絶えず実現し、社会の調和を促すためには、必ず社会の公平と正義を一段と重視し、民生の保障と改善に力を入れ、社会管理の強化・刷新に取り組まなければならない。党規約改正案は総綱部分の第十七段落において、発展の成果がより多く、より公平に全人民に恩恵をもたらすようにし、社会管理を強化し、刷新する、という内容を書き加えるとともに、民生の改善を重点とするという文言を、民生の保障と改善を重点とするというふうに改めた。このように充実させ、改正することは、民生の保障と改善への取り組みをよりよく促進し、広範な人民大衆が中国の特色のある社会主義事業に身を投じる意欲、能動性、創意性を引き出すことに役立つとともに、情勢の発展の要請に応じて社会管理のレベルを引き上げ、中国の特色ある社会主義の社会管理システムを構築し、だれもが社会の調和を促す責任を果たし、すべての人びとが調和社会を共有する、活気に満ちた局面づくりを推し進めることに役立つ。

(十)社会主義のエコ文明を建設することについての内容を書き加えた。十八回大会の報告で定められた中国の特色ある社会主義事業の全般的な布石に照らして、党規約改正案は総綱部分の第十七段落のあとに、さらにエコ文明建設に関する一段落を書き加えた。その内容は次のとおり――中国共産党は人民を導いて社会主義のエコ文明建設に取り組む。自然を尊重し、自然に順応し、自然を保護するエコ文明の理念を樹立し、資源節約と環境保護の基本的国策を堅持し、節約と保護を優先させ、自然な回復を基軸とする方針を堅持し、生産が発展を遂げ、生活が豊かになり、生態環境が良好であるという文明的発展の道を堅持する。資源節約型社会、環境にやさしい社会の構築に力を入れて、資源節約と環境保護に役立つ国土空間の枠組みや産業構造、生産・生活様式を形成し、人民のために良好な生産・生活環境を創り出し、中華民族の永続的な発展を実現させる――としている。このように加筆することは、社会主義のエコ文明建設における全般的な要請と指導的原則を明らかに示すばかりでなく、エコ文明建設における主な取り組みの重点も明示して、エコ文明建設をわが国の経済建設、政治建設、文化建設、社会建設のさまざまな分野およびその全過程に融け込ませ、貫徹させることに役立つ。

 

(十一)党建設を強化する全般的な要請についての内容を充実させた。十七回大会以降、党建設の実践の発展にともない、わが党はマルクス主義政権党建設の法則に対する認識が絶えず深まる中で、党が直面している試練とリスクを直視し、党建設の新しい、偉大な事業を全面的に推進し、党の純潔さの保持を強化することを重視し、党建設の科学化のレベルを絶えず高めることを強調している。党が人民を結束し、率いて小康社会を全面的に実現し、社会主義現代化を推進し、中華民族の偉大な復興を達成するという重責をよりよく果たせるようにするため、十八回大会の報告は学習型・サービス型・創造革新型のマルクス主義政権党を建設するという新しい要求をうち出した。党規約改正案は総綱部分にある党建設の全般的な要請についての関連内容に対して改正をおこない、第二十三段落においては、党の純潔さの保持を強化し、党の思想建設、組織建設、作風建設、腐敗反対・清廉潔白提唱、制度建設を総体的に推進し、党建設の科学化のレベルを全面的に高め、学習型・サービス型・創造革新型のマルクス主義政権党を建設する、という内容を書き加えた。それと同時に、総綱部分の第二十四段落の第二句を、全党は鄧小平理論、「三つの代表」の重要な思想、科学的発展観および党の基本路線をもって、思想、行動を統一する、というふうに改めた。総綱部分の第二十五段落においては、真実を求め実際を重んずる、という内容を冒頭の句の中に移した。総綱部分の第二十七段落においては、党員の主体的地位を尊重し、主要な指導幹部への監督を強化するという内容を書き加えた。

 

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