年初:南部の一部地域が深刻な寒気、降雨、降雪、結氷災害に見舞われた。中共中央、国務院、中央軍事委員会の指導の下、無数の軍民が団結して奮戦し、交通、電力供給、民生を確保し、災害との戦いに勝利をおさめた。
1月8日:国家科学技術奨励大会開催。第17回党大会以降、奨励大会は計5回開催。
1月14-16日:第17期中央紀律検査委員会第2回全体会議開催。胡錦涛総書記は談話で、懲罰と腐敗防止の仕組みの整備を重点とする腐敗との闘いと清廉な政治の推進の強化に力を入れることを強調した。
2月22日:西気東輸(西部の天然ガスを東部に運ぶ)第2ラインが着工。2011年6月までに全幹線が竣工。2012年10月16日に第3ラインが着工した。
2月25-27日:中共第17期中央委員会第2回全体会議開催。「行政管理体制改革の深化に関する意見」と「国務院機構改革計画」を審議・採択し、2020年までに比較的整った中国の特色ある社会主義行政管理体制を構築する方針を打ち出した。胡錦涛総書記が談話を発表した。
3月5-18日:第11期全人代第1回会議開催。呉邦国氏が第10期全人代常務委員会活動報告を行い、温家宝氏が政府活動報告を行った。会議は胡錦涛氏を国家主席、国家中央軍事委員会主席、呉邦国氏を全人代常務委員長、習近平氏を国家副主席に選出し、温家宝氏を総理に決定した。また「国務院機構改革計画」を承認した。
3月中旬:西蔵(チベット)自治区ラサなどで殴打・破壊・略奪・放火の重大な暴力犯罪事件が発生。党と政府は果断な措置を講じ、法にのっとって適切に処置を行い、自体の発展を抑制し、正常な社会秩序を回復した。
4月11-13日:ボアオ・アジアフォーラム2008年総会開催。
4月29日:胡錦涛総書記が中国国民党の連戦名誉主席と会見し「両岸同胞は共に努力して相互信頼を築き、係争を棚上げし、小異を残して大同につき、ウィンウィンを共創し、両岸同胞の幸福と台湾海峡地域の平和を着実に図り、両岸関係の平和的発展に新局面を切り開くべきだ」と指摘した。
5月6-10日:胡錦涛主席が国賓として日本を訪問。双方は「戦略的互恵関係の包括的推進に関する中日共同声明」を発表した。
5月12日:四川省�薙川県でマグニチュード8級の巨大地震が発生。被災地の総面積は50万平方キロメートル、被災者は4625万人以上に達し、6万9227人の同胞が死亡し、1万7923人の同胞が行方不明となり、直接の経済的損失は8451億元以上に達した。18日、国務院は19日から21日までを全国哀悼日とする決定を通達した。中共中央、国務院、中央軍事委員会の指導の下、無数の軍民は城のように結束して困難を迎え撃ち、中国の歴史上救援のスピードが最も速く、動員範囲が最も広く、投入した力が最も大きい震災救援活動を迅速に組織し、勇気を奮って震災救援闘争の重大な勝利を奪取した。中共中央と国務院は被災地の復興方針を定め、3年間で復興の完了するとともに、全国の力を動員してペアリング支援を実行することを決定した。10月8日、全国震災救援総括表彰大会が開催。「3年間で復興」との任務は2010年9月末までの2年間でほぼ完了した。