検査や修理をする機械整備の兵士
訓練が終わってその様子について話し合うパイロットたち
航空機は全て国産
スタート、加速、離陸・・・。一対の戦闘機が連れ立ち、空高く飛び立った。そして11時頃に1回目の訓練が終了すると、続々と戻ってくる戦闘機。パイロットたちは5月以降、条件が許せば毎日、少なくとも2回の訓練を実施してきた。
北空航空兵某師団の陸兵副隊長は編隊の右端の隊長機を、「八一」飛行実演隊の楼国強隊長は、左端の隊長機を勤める。国慶節に行われる閲兵式でこの2人の隊長機は、編隊で真っ先に天安門広場上空にやって来る航空機だ。
今回の閲兵式に参加する航空機はすべて国産が使われる。
息がぴったりの大小様々な航空機
空中での編隊で必ず克服しなければならないのが、大きさの違う航空機のチームワークである。
編隊を組む航空機は大小様々。大型の航空機は主翼が長く、排気ガスなどの放出範囲も広くてスピードが遅い。しかしその後に続く小型の航空機はスピードが速く、大型の航空機の気流に影響されやすいため、パイロットが少しでもうっかりすると、その結果は想像もつかないことになる。
地上での歩調を合わせる練習や空中での訓練は数限りなく行われた。そして今では息もぴったりで、誤差も0秒を達成。パイロットたちは自信たっぷりに「天安門広場の上空を飛ぶ時には、1機の航空機が飛んでいるように整然とした編隊を組む」と話す。
「チャイナネット」 2009年9月14日