上海・浦東に国産大型航空機用エンジンの組み立て・テスト基地を建設することが決定したのに引き続き、中国大型旅客機用エンジンプロジェクトの主体・総請負機関である中航商用飛行機エンジン有限責任公司のエンジン研究開発基地が12日、上海市閔行区で起工した。同基地では今後、民用飛行機の中国製エンジンを開発していく。中国新聞網が12日に伝えた。
同基地は投資総額32億3千万元、敷地面積は約450ムー(1ムーは約666平方メートル)、延床面積は約30万平方メートルで、本部、研究開発センター、耐空性センター、国際プロジェクトセンター、国際交流センター、専門家宿舎、顧客サービスセンターが一体となった大型の基地となる予定。
2013年に運営がスタートした後は、全国から優秀な開発人材3000人がここに集まり、150座席クラスの国産大型旅客機・C919用エンジンのほかにも、航空機用エンジンを開発していく。
中国航空工業の張建総経理は、「今後、エンジンの開発は、レベルごとに更なる発展を目指していく。たとえば次の段階で250座席クラスの商用飛行機を開発していくので、そのニーズに合わせたエンジンを開発していく」と述べる。
「人民網日本語版」2010年1月13日