国家海洋安全防衛システムを構築

呉勝利司令員は、「党中央は、海上の軍事闘争に向けた準備を国の安全戦略と軍事戦略の際立った位置に置くよう海軍に求めており、国の海洋安全の保護と利益発展の要求に合致する海上防衛システムを徐々に構築するよう要求している」とし、次の３点を挙げた。

（１）海軍の早期警戒システムの建設を最優先に行う。（２）沿岸部隊・水上艦艇部隊・航空兵部隊の一体化した指揮モデルを最優先に構築し、指揮情報システムと装備システムとのリンクを実現させる。（３）情報化が進んだ環境下での連合機動編隊の実戦訓練を最優先に行い、海上合同作戦演習・検査をさらに強化し、作戦思想、部隊編成、組織指揮、資質能力の有機的結合を推進する。

新世代の艦艇、飛行機を開発

呉指令員は、「精良な装備は情報化が進んだ環境下での海上局部戦争を勝ち取る重要な物質的基礎であり、装備技術レベルの高低は海軍の建設・発展のレベルを反映させるものだ」とし、次のように指摘した。

われわれは重点武器装備建設の歩みを加速し、大型の水上戦闘艦艇、水中での連続潜航時間とステルス性の高い新型潜水艦、超音速巡航戦闘機、防衛システムの突破能力が強い精密な遠距離ミサイル、深深度高速人工知能魚雷、通用性と許容性を兼ねた情報戦装備など、新しいタイプの兵器と装備を研究・開発する必要がある。

また、後方勤務と総合装備保障能力を大いに高めると同時に、各戦略的方向では、戦略的母港を中心とする沿岸保障力をしだいに形成させ、海上での修理や遠洋での兵力輸送、大型救援と補給面での整備に力を入れる。海上での機動保障能力をさらに高め、大型補助船を重点とする海上運輸・補給を強化し、民間の輸送力を利用して海上の戦略的輸送を発展させる。

「北京週報日本語版」2009年4月22日