宇宙の平和利用を主張し、関連文書の早期調印を期待
AP通信記者の「中国のアンチ・衛星兵器の実験は、中国が唱道している平和発展の方針と矛盾するのではないか」という質問に答えた際、次のように述べた。
中国は13億の人口があり、960万平方キロの国土がある大国であり、陸地の国境線の長さは22000キロ、海岸線の長さは18000キロである。絶対数から見ても、比率から見ても、中国の軍隊の軍事費は世界で後ろの方にランクされている。先進諸国は言うまでもなく、中国の軍事費を上回る発展途上国もある。
近代、つまり1840年のアヘン戦争以来、中国は帝国主義諸国に侵略され、抑圧されてきた。中華民族は奴隷のように酷使され、侵略される苦痛をいやというほど体験しているので、平和発展の道を歩む願いは誠意のこもった約束である。
中国は防御の国防政策を実施している。現在、中国が限りのある軍事力を維持することは、国の安全、独立及び主権を確保するためである。これについて、中国は「完全に透明な」国である。
今年、中国は宇宙実験を実施している。これはいかなる国をも目標としたものではなく、いかなる国に脅威を与えるものでもなく、関連の国際条約に違反するものでもない。
中国は宇宙の平和利用を主張し、宇宙での軍備競争に反対している。中国の宇宙を平和利用する立場は変わることはない。宇宙の平和利用に関する関連条約の早期調印を関係国に期待している。
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