国際金融センターとしての香港の地位は取って代わることはできない
『香港経済日報』記者の質問に答えた際、温家宝総理は次のように語った。
香港復帰10年来、中央政府はずっと「一国二制度」、「香港人による香港の管理」など高度な自治方針を実施しており、基本法に基づいて事務を処理し、香港特別行政区の内部の事務に干渉することはない。
特別行政区政府は、香港市民を団結させて、アジア金融危機など一連の困難に打ち勝ち、香港経済の安定な発展及び民生の改善を促している。
香港は背後は祖国、前は世界に向けており、特殊な地理上の優位性を持っている。また香港には、世界で最も自由な経済、世界諸国との幅広い結びつき、完備した法律制度及び優れた経済管理の人材などの優位性もある。
現在、香港は重要な発展期に入っており、国際金融センター、国際運輸センター及び国際貿易センターとしての香港の地位は、取って代われることができないものである。
今年は香港復帰10周年に当たる。われわれはより繁栄した、より開放的な、より寛容な、より調和の取れた香港の発展を期待している。
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