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温家宝総理の記者会見 |
発信時間: 2009-03-13 | チャイナネット |
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仏「フィガロ」紙の記者
チベット問題(2)ダライラマは政治亡命者
仏「フィガロ」紙:チベットで安全対策が強化されている。アメリカの国会、オバマ政府、ヨーロッパ議会が中国側にダライラマとの交渉を再開するよう促している一方、中国は「チベット問題は中国の内政である」と強調している。チベット問題において温家宝総理はどのような立場にいるのか?中国側はダライラマと交渉する意志があるのか?ダライラマのいわゆる「本当の自治」の問題において、中国側はどんな措置をとるのか?ダライラマの要求を満たすのか?もう一つの質問は、中仏関係についてであるが、昨年9月から今までの数カ月間、中仏関係は非常に冷淡なものである。中仏関係の動向をどう見ているのか?ロンドンで開催されるG20サミット期間、温総理は胡錦涛主席とサルコジ大統領が親切な会見を行うことを希望しているのか?温家宝総理は、「中仏関係の現状はフランス側に責任がある。フランス側は中仏関係を修復すべきだ」と何度も述べている。中国側はいったい、フランス側がどうすることに期待しているのか?
温家宝総理:チベットは中国領土から切り離すことのできない一部であり、チベット関連問題は単に中国の内政であり、他国からの干渉の余地はない。これが、われわれの原則と立場である。ダライラマに対する政策は一貫して明らかなものである。つまり、ダライラマが分裂活動を放棄すれば、われわれはダライラマの代表と交渉を行うというもので、このトビラはずっと開いている。 昨年、非常に困難な状況下でダライラマ側の要求に応じて、私たちは3度もの交渉を行った。このような交渉は今後も続く可能性があり、ダライラマ側の誠意が重要である。誠意があれば、交渉から実質的な成果が得られると考えている。 ダライラマは一般的な宗教人士ではなく、政治亡命者であることを私たちは指摘し、これについては十分な証拠がある。インドのダラムサラに設置された「亡命政府」は、ダライラマに操られている政教合一の非法「政府」である。ダライラマが世界各国をまわり、各国の政界人士を惑わしたこともよくある。西側の国もダライラマを利用している。 ここで一つの例を挙げ、「ダライラマを評価するのであれば、何を言ったかのみならず、何をしたかにも注目しなければならない」ということを証明したい。先日、中国外交部の楊潔チ部長に反駁したダライラマは、「中国の軍隊や中国の漢民族はチベットから退去すべきだ」と発言したことについて、そのようなことは言っていないと語った。しかし、1987年にダライラマがアメリカで発表した「チベット平和のための5点の計画」と1988年にフランスのストラスブールで発表した「7点の新たな提案」の中では、「中国の軍隊と軍事施設をチベットから退去させ、直ちに漢民族を阻止し、すでにチベットに入った者を追い出す」とはっきり語っている。これはれっきとした証拠だろう。ダライラマがこれを訂正しても構わないが、言い逃れはできないだろう。 中仏は45年前に国交を樹立してから、波乱はあったものの、全体的に見て両国関係は発展してきた。現在、中仏関係に問題が現れている主な原因は、フランスの指導者がダライラマとおおっぴらに会見を行ったことである。チベット問題は中国のコア利益にかかわるだけでなく、中国の人々の感情をも傷つけた。フランス側はチベット問題についての態度を明らかにし、一刻もはやく中仏関係の回復を促してくれることをわれわれは願っている。これは中仏両国ばかりか、中国とヨーロッパの利益にも影響するものである。 |
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