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温家宝総理の記者会見
発信時間: 2009-03-13 | チャイナネット

    

イタル・タス通信の記者

 

金融危機対策(8)SCO諸国が協力強化、金融危機に対応

 

イタル・タス通信:上海協力機構(SCO)の政府首脳会議が今年、北京で開催されるが、中国は今会議の開催国として、最も切実な問題は何だと考えるか。最も注目される問題は何か?当機構のメンバー国は経済協力、特に金融危機に共同対処するためどんな措置をとるべきか?また、「危機」という言葉は中国語で「危険」だけでなく、「機会」という意味もあるが、世界金融危機の中で中国にはどんな機会があるか?中国は危機を脱出すると同時に、世界経済システムの中でさらに重要な地位を占めることができるのか?

 

温家宝総理: 今回の金融危機の中で、上海協力機構諸国もそれぞれ違う影響を受けている。上海協力機構諸国は協力を強化し、共同で危機に対応すべきである。

われわれは隣り合っており、互いに補い合える優位な条件があるため、協力し直面している困難に打ち勝つことができる。2つの例を挙げてこの問題を説明しよう。まず先日、ロシアと石油、金融の一括協議に調印し、石油協力のさまざまな問題を解決した。また、カザフスタンと金融、エネルギー、資源協力強化の意向書に調印し、年内に協議に調印する見通し。

上海協力機構のメンバー国には資源やエネルギーが豊富な国もあれば、科学技術の実力があり、ハイテク技術が発達している国もある。また、発展が遅れていて、われわれの支援が必要な国もある。エネルギー、資源、交通をはじめとするインフラ整備、農業、ハイテク技術などの面で協力を強化することが可能だ。

あなたの「機会」に対する理解もわたしたちと一致している。中国経済は巨大な挑戦に直面しているが、発展の機会も訪れている。それをしっかりとらえ、適切な措置をとり、速やかに実施すれば、中国経済は一日でも速く回復することができると思う。その時には、中国経済は厳しい試練を乗り越え、もっと強大な生命力を見せつけるだろう。

「山重なり水複って路なきかと疑えば 柳暗く(茂り)花明るく(咲き)又一村あり」という詩句がある。行動しなければならない。ただ座って待っていてはいけないのである。

 

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