香港の英字新聞『サウスチャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)』のウェブサイトは3日、中国政府が打ち出した「調和した社会」と「科学的な発展」に次いで、「幸せ」が、全国人民代表大会の開催に先立つ新しいフレーズとなっていると報道している。
この報道では、温家宝総理がこのほど、マスコミの取材を受けた際、「幸せをもたらすことは、人々に心地よく、安心して、将来に自信を持たせることであり、経済を発展させる目的は国民の生活レベルを引き上げることだ」として、『人民日報』の文章を引用して、「人々の幸福指数を高めることは中国高官の共同の認識になった」としている。
また、英新聞紙『デイリー・テレグラフ』は文章を載せ,幸せを提唱する背景として、[中国経済の発展はGDPの成長を考えるだけでなく、医療や教育、住宅など暮らしの内容に関するより多くの要素を配慮してきた」と書いている。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月4日