調和世界
2007年10月中国のダルフールに赴く平和維持部隊第一陣の準備作業が始まった。これは、国際社会の広範な関心を寄せているダルフール問題の解決を促進するために、中国がおこなった努力の一つである。中国は平和と発展の促進、人類が直面する共通の挑戦に対応する中でみずからの責任を果たしている。世界貿易機関(WTO)のパスカル・ラミー事務局長は「開放した中国は責任をきちんと果たす強国ともなるだろう」と語っている。2006年11月、中国・アフリカ協力フォーラムは北京で催され、中国とアフリカがともに新しい戦略的パートナーシップを結ぶことを明らかにした。中国側が打ち出した中国・アフリカの発展を促進する8項目の政策措置は大歓迎されている。世界銀行の研究レポートも、中国のアフリカへの投資が現在アフリカの経済成長に積極的な影響を及ぼしているところであると評している。当面の世界において南北の格差が拡大し続けている中、中国は独特のやり方で貧富の格差の縮小、弱者を扶助する面で自分なりの貢献をしている。調和は中国の伝統文化の真髄である。中国古代の哲学者孔子は「和而不同(和して異なる)」という思想を提起した。世界にはさまざまな異と矛盾があるが、君子は矛盾と衝突の中でバランスを保つことができる。事実、経済を発展させると同時に世界の平和と発展に尽力することは、中国自身の平和発展の国際への延長でもある。そうすることによって、第17回党大会は終始変わることなく平和発展の道を歩み、共同繁栄の調和のとれた世界の構築を推進することを強調している。
「チャイナネット」2007-11-9