温家宝総理(中共中央政治局常務委員)は19、20の両日、広東省を訪問し、現地の経済運営状況を視察した。
温総理は「今年に入り、わが国の経済・社会発展は厳しい挑戦と試練にさらされながらも、良好な発展基調を保ち、得難い成果を上げている。現在の経済運営にはなお、際立った矛盾と問題が少なからず存在する。私たちはリスク意識と危機意識を高め、穏やかで速めの経済成長、物価急騰の抑制という目標の実現に努力しなければならない」と指摘した。
温総理は広州市、東莞市、深セン市を訪問。広州永勝鋼鉄制品公司、東莞華宝鞋業公司、宏威数碼機械公司、深セン市好易通科技公司、康佳集団株式公司などに足を運び、幹部社員や技術者と親しく言葉を交わし、生産・販売・研究開発の状況を把握し、人々の意見に耳を傾けた。
温総理は「現在、広東省の経済・社会発展は、全国と同じく良好な基調にある。だが、新たな困難と問題にも少なからず直面しており、特に世界経済の減速や外需の縮小が、珠江デルタ地区の一部の輸出志向の中小企業に及ぼす影響は増大している。こうした試練に対処する抜本的な道は、改革開放を深め、科学的発展を推し進めることにある」と強調した。
写真:東莞華宝鞋業公司を視察する温総理(19日) |