習近平・国家副主席(中共中央政治局常務委員、中央書記処書記)は3月30日、青年幹部の育成と選抜に関する座談会に出席し、「才徳兼備という人材採用基準を堅持し、『徳』の面を特に重視しながら、優秀な青年幹部が活躍できるような選抜制度を形成しなければならない」と語った。新たな青年幹部の育成と選抜の幕が徐々に開かれようとしている。
中国ではここ数年、「公開選抜」や「競争上崗(筆記試験や面接などを通じたポスト争い)」などの言葉がよく話題にのぼるようになった。幹部選抜任命制度のこうした革新によって、多くの優秀な幹部たち、なかでも若い幹部たちが活躍の舞台を得た。
共産党中央は第16回党大会(2002年)以来、青年幹部の育成と訓練を重視してきた。生産現場や苦しい地域に青年幹部が赴いて訓練・成長をはかることを積極的に推進し、現場第一線での幹部育成システムを構築した。このような措置を通じて、青年幹部の育成・選抜は新たな段階に入った。
統計によると、党政指導グループのメンバーの平均年齢は、1982年から2007年までに、省・市・県の3レベルでそれぞれ、8.4歳、6.8歳、5.7歳下がった。各級指導グループと幹部チームの活力はこれで大きく増強された。全国の政府機関の幹部に占める45歳以下の人員の割合は07年末までに71.5%にまで上昇した。35歳以下の人員の割合も30%にのぼった。大学レベルの専門学校以上の学歴を持つ幹部の割合は87.5%に達し、1978年より78.2ポイント上がった。青年幹部の理論武装や業務訓練、実践訓練も良好な成果を上げ、多くの青年幹部が育成・訓練を経て能力・適性を向上させた。
「人民網日本語版」2009年4月7日 |