|
資料写真:金正日一家の家族写真 |
朝鮮の最高指導者・金正日の後継者が金正雲であると韓国が暴露して以来、この25歳の若者に関する事細かな報道が相次いでいる。韓国紙「中央日報」によると、金正雲に関して外部が把握している情報は非常に少ないが、「頑固で負けず嫌いな性格は金正日と非常に似ている」と言う。「環球時報」が伝えた。
報道によると、金正雲は金正日の第3夫人、高英姫の次男。人々の知る行跡も、90年代後半にスイス・ベルンのインターナショナル・スクールに短期間通ったことがあるというだけだが、当時でさえ、28歳の兄・金正哲の影に完全に隠れていた。
報道によると、外部が把握している金正雲の関係情報は非常に少なく、金正雲が一体1983年に生まれたのか、それとも1984年に生まれたのかということすら確認できず、また金正雲が現在朝鮮でどんな職務を担当しているのかも分からない。朝鮮消息筋は「金正雲は現在、朝鮮労働党と国防委員会の中核的位置にいる」と明かすが、総政治局・人民軍党委員会・国家安全保衛部といった重要部門で後継者教育を受けているとの推測もある。
報道は、かつて金正日の料理人を務め、金正雲に直接会った日本人、藤本健二氏の「金正雲の性格は金正日と非常に似ている」との証言も紹介。藤本氏は自伝『金正日の料理人』で、「金正雲が現れて、私と握手する時、険悪な顔でにらんだ。『こいつは憎らしい日本人』と考えているようだった。私は、あの時の王子(金正雲)の眼光を今でも忘れられない。彼の性格は極めて粘り強く頑固だ」と記している。
「人民網日本語版」2009年6月4日