胡錦涛国家主席は16日にモスクワに到着し、ロシアへの公式訪問をスタートした。

胡主席は空港でステートメントを発表し、「今年は中国・ロシアの国交樹立60周年だ。今年は両国関係の発展において、特殊かつ重要な意義を持つ1年となる。中国・ロシア関係は何世代にもわたる努力を経て、急速な発展段階に入った。中国・ロシアの戦略協力パートナー関係は、政治的相互信頼、戦略協力、実務的協力、社会的往来など、各方面で前代未聞のレベルに達している。現在、国際情勢は複雑かつ深刻な変化を迎えており、世界金融危機もいまだに影響が広がりつつある。私たちはロシアと共に努力し、全面的に中国・ロシア戦略協力を深め、両国の実務的協力を展開し、人文交流を拡大し、両国関係の基礎を固めていきたい」と強調した。

訪問期間中、胡主席はメドベージェフ大統領、プーチン首相などロシアの指導者と、両国関係および共に関心を持つ重大な国際・地域問題について意見を交換するほか、中国・ロシア国交樹立60周年記念大会に出席する。

「人民網日本語版」 2009年6月17日