中国国務院の温家宝総理は16日真冬の寒さの中、北京の農産品卸し市場や熱の供給会社、低所得者向けの保障性住宅団地などを視察した。
温総理がまず訪れたのは、「新発地」という名の農産品卸し市場であった。関係者に農産品の備蓄状況を聞き、随行した関係部門の責任者に「商品の供給ルートを確保していくよう」指示を出した。
また、京橋熱電有限公司を視察した際、天然ガスの供給や極めて寒い時期の応急案について責任者の説明を聞き「工業用より先に民用を考慮し、科学的な管理によって省エネを進めていくべきだ」と強調した。
さらに保障性住宅団地・朝陽区の弘善家園を視察した際「国務院はこのほど、不動産市場の安定した発展を促す政策を実施しはじめた。その中で最も重要なのは、保障性住宅の建設を加速させ、それより低所得の家庭の住宅問題を解決していくことだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年1月17日