北京市の黄衛副市長は27日、同市が時差通勤の新規則の検討に入ったことを明らかにした。「京華時報」が伝えた。
黄副市長は「自動車が増えているが、人々はまだ都市交通の麻痺ではなく、交通渋滞と感じている」と指摘。渋滞の原因として、自動車の急増と接触事故の増加を挙げた。北京市では毎日数万件の接触事故が起きており、渋滞の多くが交通事故によるものだという。
黄副市長は自動車急増への対応策として、時差出勤、駐車制限、スクールバス、時間・道路による運転制限----の4つを挙げた。
また、北京市が時差出勤の新規則の検討に入ったことを紹介。「北京市は五輪期間中に時差通勤制度を始め、都市運行・サービス保障担当の企業・事業機関・社会団体を除く各級国有企業・大型デパート、および学校を除くその他の事業機関・社会団体の通勤時間を調整した。当時の構想は、午前8潤オ10時の2時間の間、30分単位で出勤時間を調整するというものだった。だが今後の規則については、私一人では決められない。社会各界、人民代表大会代表、政協委員から意見を募り、検証や一連の手続きを経た後に発表することになる」と述べた。
「人民網日本語版」2010年1月28日 |