発展の度合いに関わらず 中国は永遠に覇権を唱えない

タグ: 覇権 発展途上国 対外政策

発信時間: 2010-03-14 15:03:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が14日午前9時、人民大会堂で閉幕した。中国国務院の温家宝総理はその後、人民大会堂のゴールデンホールで、「両大会」の取材を行った内外記者の質問に答えた。

德新社记者提问 中国网 杨佳

独DPA通信:大国は、より多くの責任を負うべきである。台頭しつつある中国が、国際的な試練への対応や、政治、安全、経済分野の問題解決で、主導的な役割を果たすことに国際社会は期待している。中国政府もこの問題について積極的な討論を繰り広げていることは知っているが、中国は国際的な舞台でより大きな役割を果たす能力や願望があるのか。

温総理:まず、中国経済はここ数年、急速な発展を遂げているが、都市部と農村部の不均衡や地域間の不均衡、人口が多いこと、基盤が弱いことなどから、中国の発展はまだ初期段階にあることが分かる。

次に、中国は平和的発展の道を揺るぎなく歩み続けている。中国の発展が他国に影響を与えることはない。発展していない時に覇権を唱えないのは当然であるが、発達しても、中国は永遠に覇権を唱えない。

3つ目に、中国の主権と領土保全などの重要な問題に関しては、中国はたとえ非常に貧しくても、そうそうたる国である。

4つ目に、中国は責任ある国であり、国際協力への積極的な参加を通して、現在の国際社会における経済や政治などの大きな問題を解決することを主張している。まだ発展していない国々に対する援助で、中国はいかなる条件も付け加えていない。

以上の4点は、中国の対外政策の基本的立場である。

「チャイナネット」 2010年3月14日

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