2010年核安全サミットが現地時間12日ワシントンで開かれた。胡錦涛国家主席が参加し、国際社会で初めて中国の核安全保障分野の政策を発表し、責任を持つ大国の姿勢を示した。このサミットの共同コミュニケは、核材料の安全確保も核拡散防止の重要な一部としている。世界各国が今後の4年間で、流出の恐れのある核材料の安全を確保することを呼びかけた。
このサミットで核材料の安全保障が重要なテーマと定められたのは世界各国が今の核テロリズム情勢への認識を示している。
また、このサミットの開催は新しい多国間の核安全保障メカニズムの形成を意味している。共同コミュニケでは国際原子力機構と国連の役割が改めて強調された。また、核安全サミットも国際核安全体制の重要な力にもなっており、国際原子力機構の補佐的な役割を果たしている。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年4月14日