呉邦国・全人代常務委員長は7日午後、フランスのラファラン元首相率いる仏中友好代表団と人民大会堂で面会した。
呉委員長は、中仏関係の健全で安定した発展に向けたラファラン元首相の長年の努力を高く評価。「中仏はともに世界に重要な影響力を持つ国だ。両国関係は良好な戦略的基盤を備え、パイオニア的な協力を多く行い、西側諸国と中国との関係において常に前列を歩んできた。現在、国際情勢は重大な調整と変革の過程にあり、中仏関係は重要なチャンスを迎えている。フランス側と共に努力して、政府・議会・政党・民間など各分野の交流を強化し、原子力発電・航空・宇宙分野の協力を深め、新たな出発点において中仏の包括的戦略パートナーシップをたゆまず前進させていきたい」と述べた。
ラファラン元首相は「仏中関係が再び健全な発展の道に戻ったことを嬉しく思う。仏中の包括的戦略パートナーシップの順調な発展は、両国・両国民のみならず、より調和のとれた多極化した世界の構築にもプラスだ。中国の持続的な経済成長は世界経済の活力となっている。中国側と政治・経済・文化・企業協力を強化し、協力して試練に対処し、共同発展を実現したい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年6月8日