胡錦涛主席と李明博大統領がトロントで会談

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発信時間: 2010-06-29 15:00:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

胡錦涛国家主席は27日、韓国の李明博大統領とトロントで会談した。

胡主席は「中韓両国は戦略的協力パートナーシップの締結以来、政治・経済・人・文化など各分野での協力を深め、重大な国際・地域問題において良好な協調と協力を保っている。中国は中韓関係を非常に重視し、常に長期的・戦略的視点に立ち、中韓関係の発展を対外関係の重要な位置に据えている。両国の戦略的協力パートナーシップの不断の前進を韓国側と共に促していきたい」と表明した。

また「中韓は東アジアと世界の経済大国であり、実務協力を一層推進し、互恵・ウィンウィンを実現するための条件を備えている。双方は『中韓経済貿易協力中長期発展計画報告』を真摯に実行し、中韓自由貿易協定(FTA)交渉に早急に入り、経済貿易協力の円滑化を推進し、ハイテク・エコ経済・循環型経済など重点分野の協力を強化し、新たな経済成長軸を育てるべきだ」と強調した。

李大統領は「20カ国・地域(G20)の第5回首脳会議が11月に韓国で開催される。中国側と共に努力して、会議の成功を確保したい。韓国は中国との戦略的協力パートナーシップを非常に重視している。これを基礎に韓中の友好協力を発展させていきたい。両国の経済貿易関係は急速に発展しており、韓国は両国貿易の発展の将来性を楽観視している。中国側と共に、早急にFTAの交渉・締結を行い、両国の戦略的パートナーシップおよび東アジア経済の一体化を促進したい。韓中両国民の交流は活発だ。青年交流を拡大し、両国民の相互理解と友情を強化したい」と表明した。

朝鮮半島情勢について胡主席は「中国は一貫して朝鮮半島情勢に注目している。朝鮮半島問題の処理において、中国は常に朝鮮半島の平和・安定維持を最優先している。中国は朝鮮半島の安定を破壊するいかなる行為にも反対し、これを非難する。高度に複雑で敏感な情勢を前に、関係各国は大局に目を向け、常に冷静さと自制を保ち、短期と長期の双方に目を向け、メリットとデメリットを慎重に比較すべきだ。要するに、朝鮮半島のいかなる問題の処理も、朝鮮半島の人々の長期的利益に重点を置かなければならない。引き続き韓国側と緊密な意思疎通を保ちたい」と指摘した。

李大統領は、中国が一貫して朝鮮半島の非核化プロセスを積極的に推進していることを称賛。朝鮮半島情勢について中国側との意思疎通を継続する意向を表明した。

「人民網日本語版」2010年6月29日

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