ボストン・コンサルティング・グループの最新報告によると、中国のネット人口は09年に米国と日本のネット人口の合計を上回る3億8400万人に達した。中国之声「新聞縦横」が5日伝えた。
益々多くの中国人がインターネットを利用し、その利用頻度も米国などの先進国を上回るものとなっている。中国のインターネット利用時間は1日2.7時間で、米国の2.3時間より0.4時間長い。
こういった変化は、人々の買い物の仕方にまで直接影響を及ぼしている。なかでも最も顕著なのが、電子商取引への応用だ。中国の電子商取引は爆発的な勢いを見せている。昨年のB2C(企業対消費者)とC2C(消費者対消費者)の取引総額は370億ドルに達し、BRICs(経済発展が著しいブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国を「ブリックス」という)の中でインターネット取引が最大の国だった。その理由として、中国の人口の基数が大きいことがあげられるが、それだけでなく、中国の消費者の消費行動にも変化が生じているのは確かだ。
中国で電子商取引を利用している消費者の大部分は35歳以下の人たちで、中国のネット人口総数の73%を占め、インターネットの利用時間は全体の80%以上を占める。例えば、中国のネット人口の6%に相当する若いホワイトカラーのインターネット浸透率は99%で、1日の利用時間は4時間。その後に続くのが大学生で、ネットショップの利用比率は39%となっている。
「人民網日本語版」2010年7月6日