11日、東京の民主党選挙本部で会見する菅直人首相(代表)
NHKテレビによると、11日に投開票の行われた日本の第22回参議院選挙の結果が12日未明に発表された。連立与党は敗北し、野党が過半数の議席を占めた。与党民主党の代表・菅直人首相は辞任しない考えを表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
11日、東京の自民党選挙本部で当選した候補者名に赤い花をつける、谷垣禎一総裁(左)と大島理森幹事長
与党民主党の獲得議席は44議席で、目標の54議席に達しなかった。連立与党を組む国民新党は獲得議席がゼロに終わった。最大野党の自民党は51議席を獲得し、今回の選挙で最大の勝者となった。他の獲得議席は公明党9議席、みんなの党10議席、共産党3議席、社民党2議席、新党改革1議席、たちあがれ日本1議席。野党は計77議席を獲得。非改選の55議席と合わせると計132議席となり、野党が参議院で過半数を占めることになった。
菅首相は11日夜の会見で、参院選の結果を真摯に受け止め、今後も引き続き責任を持って政権を運営するとともに、国民新党との連立を重視する考えを表明した。
「人民網日本語版」2010年7月12日