米空母が横須賀港を出港 日本は米韓軍事演習に不参加

米空母が横須賀港を出港 日本は米韓軍事演習に不参加。 中国が黄海での米韓共同軍事演習を強く反対しているため、米韓は日本海と黄海で同時に演習を行い、米軍の空母などの中心的な戦力部隊は黄海での演習に参加せず、日本海での演習のみに参加する方向でまとまった…

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発信時間: 2010-07-14 13:10:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国が黄海での米韓共同軍事演習を強く反対しているため、米韓は日本海と黄海で同時に演習を行い、米軍の空母などの中心的な戦力部隊は黄海での演習に参加せず、日本海での演習のみに参加する方向でまとまった。「環球時報」が7月13日付で、韓国「朝鮮日報」を引用し、韓国政府の消息筋の話として伝えた。

中国国際問題研究所アジア太平洋研究室の晋林波主任は「環球時報」に対し、日本海と朝鮮半島南部の海域は中国にとって敏感度が小さく、中国への刺激を和らぐことができると話す。

軍事専門家の尹卓氏によると、これまで米韓共同軍事演習の多くが日本海で行われてきた。日本海海域は黄海より広く、黄海はわずか38万平方キロメートルで、中国から韓国までの最短距離は200キロにも満たない。水深が浅く、空母の演習には適していない。朝鮮が以前に衛星とミサイルを打ち上げた際に米国の軍艦は日本海で監視し、迎撃するのであればそれも日本海で行うことになる。今回の軍事演習が日本海と朝鮮半島南部で行われるのであれば、政治と外交面から言って、中米関係や中韓関係などの重大な要素を考慮したためと言える。

「朝鮮日報」は12日、韓国政府の消息者の話として、軍側は米原子力空母「ジョージ・ワシントン」を演習に参加させようとしているが、これは政治と外交的な問題で、多くの変数があり、かつ中国はこれに敏感な反応を示しているため、まだ最終的な決定は下されていないと報じた。また、米ホワイトハウスや国務省、国防省は最近の情勢の変化に対し、「ジョージ・ワシントン」を黄海での演習に参加させるかどうかを討論している。「ジョージ・ワシントン」を演習に参加させず、韓国の南海または釜山港に停留させ「間接支援」としての役割を果たすことも可能という見方もある。現時点で「ジョージ・ワシントン」の最終的な目的地と現在の位置については公表されていない。軍側の消息筋は、「ジョージ・ワシントン」が数日中に朝鮮半島の近海に現れることはないとしており、現在は公海上に停留している可能性が高い。

「環球時報」の記者が12日、「ジョージ・ワシントン」の行く先について日本の防衛省に確認したところ、空母は9日9時40分に横須賀港を離れたが、行く先についてはわからないという答えが返ってきた。ある日本メディアは日本も今回の米韓共同軍事演習に参加すると伝えており、防衛省にそれについて尋ねたところ、「日本を演習に参加させるという情報はない」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月14日

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