ハリウッドの大作「スター・ウォーズ」では、各軍の主要兵器としてレーザー兵器が登場した。80年代の米国の「スター・ウォーズ計画」でも、レーザ兵器が開発目標の重点とされた。実際米国はレーザーの登場以来、一貫してその軍事利用を模索してきた。
1960年:世界初のレーザー発生装置が米国で誕生。米国はただちにレーザー兵器の開発に着手した。
1973年:米空軍が炭酸ガスレーザーで標的機を撃墜。
1976年:米空軍が空中レーザー計画を実施。11年間におよぶ実験で、ミサイル5基と標的機1機を撃墜。だが解決できない重大な問題が残った。
1992年:米空軍がミサイル迎撃レーザー計画を始動。航空機に搭載したレーザー兵器でミサイルを粉砕する計画だったが、進展が遅く、実戦に求められるレベルからは程遠かった。米国防総省は2009年末に開発を中止し、技術検証のみを行うと発表。
2005年:米陸軍は化学レーザーの軍事利用を正式に断念し、より軍事的価値のある個体レーザーに方針転換した。
「人民網日本語版」2010年7月21日