中共中央政治局は本日の会議で、中国共産党第17期中央委員会の第5回全体会議を10月に北京で開催することを決定した。中共中央政治局から中央委員会への活動報告、第12次五カ年計画の制定に関する提言の検討などが行われる。会議は胡錦濤・中共中央総書記が議長を務め、経済情勢や経済事業についての検討も行った。
会議は「第12次五カ年計画は、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な建設にとって鍵となる時期、改革開放の深化と経済成長パターンの転換加速の攻勢をかける時期と重なる。国内外情勢の新たな変化や新たな特徴を深く認識し、全面的に把握し、第12次五カ年計画の制定に関する提言を検討・提出することは、第12次五カ年計画を科学的に定め、わが国の発展における重要な戦略的好機を引き続きしっかりと捉え、活用し、安定した比較的速い経済成長を維持するうえで、非常に重要な意義を持つ」と指摘した。
また「現在わが国の経済は回復・好転から安定成長への重要な移行期にある。経済成長は依然複雑な国内外環境に直面し、安定した経済運営の足枷となる問題も多い。われわれは冷静に観察し、科学的に判断し、事前に対策を講じ、落ち着いて対処し、経済事業の主導権をしっかりと把握し、経済・社会発展の良好な基調を揺るぎないものにしなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」2010年7月23日