南中国海問題:中国外相が米国務長官の歪んだ論法に反駁

南中国海問題:中国外相が米国務長官の歪んだ論法に反駁。 クリントン米国務長官は事前に入念に準備した原稿を基に、南中国海と米国の国益との関係、南中国海での自由な航行を守ることの重要性と緊迫性、南中国海問題での「脅迫」や武力の使用または武力による威嚇への反対云々について大弁舌をふるった。楊潔チ外交部長は中国の主権と合法的権益を守り、領有権を主張する国家間の2国間交渉による南中国海問題の適切な解決を促し、南中国海の安定を守るために発言…

タグ: 南中国海 楊潔チ クリントン 米国 務長官

発信時間: 2010-07-26 15:11:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第5に、南中国海区域の国際航行の自由や安全に問題が生じているのか?明らかに生じていない。この区域では国際貿易が急速に発展し、中国は多くの域内諸国にとって最大の貿易相手国となっている。一部の国が対中輸出を増加できないのは、航行の自由が妨げられているからではなく、ハイテク製品の輸出に高い障壁を設けているからだ。

第6に、南中国海問題において「脅迫」を語る意図はどこにあるのか?中国は一貫して国家の大小を問わぬ一律平等を主張している。中国は大国として自らの合理的な関心事を有すが、まさかそうした合理的な関心事を表明することが脅迫だとでも言うのか?それは通らない話だ。その反対に、領有権を主張していない国々は、南中国海問題で隊列に加わるよう脅迫する者がいることに反感を覚えているのだ。

第7に、この問題の国際化・多国間化はどんな結果を招くのか?事態をさらに混乱させ、解決をさらに難しくするだけだ。国際的な実践は、こうした係争の最良の解決方法が、当事国間の直接の2国間交渉であることを示している。アジアは台頭を続けており、自らの尊厳を有す。アジア諸国は対等に接し合い、尊重し合い、双方の懸念をうまく解決することができるのだ。

南中国海騒ぎの画策者は、まさか今回の会議が中国側の主張に演壇を提供することになるとは思ってもいなかった。会議後、アジア諸国の代表10数人が「楊部長の演説がアジア人の志気を高めたことを誇りに思う」として、中国側に祝意を表した。楊部長は心を用いて話をしたことで、南中国海問題や中国の政策に対する彼らの理解をさらに深めたのである。

「人民網日本語版」2010年7月26日

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