中国の列島線突破に驚き恐れる日米

中国の列島線突破に驚き恐れる日米。 近年の中国海軍の軍事力発展に伴い、排他的な制海権を追求する米国と日本は再び「列島線」概念を持ち出し、中国海軍が西太平洋における日米の影響力に対抗することへの心理的な防御線としての役割を見出している。そしてまた、中国海軍が前進の一歩を踏み出すごとに、日米両国は不安を覚えるのだ…

タグ: 列島線 中国 海軍 日本 米国

発信時間: 2010-08-11 17:26:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の列島線突破に驚き恐れる日米

近年の中国海軍の軍事力発展に伴い、排他的な制海権を追求する米国と日本は再び「列島線」概念を持ち出し、中国海軍が西太平洋における日米の影響力に対抗することへの心理的な防御線としての役割を見出している。そしてまた、中国海軍が前進の一歩を踏み出すごとに、日米両国は不安を覚えるのだ。

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今年4月に中国海軍の東中国海艦隊が東中国海において行った演習には、延べ10隻の軍艦・潜水艦が参加した。これらの艦艇は、宮古海峡を越えて西太平洋上の沖ノ鳥礁付近の海域に至り、ここで対潜水艦演習を行った。

中国海軍の一連の海上演習は、日米両国のメディアの高い注目を集めた。日本の『読売新聞』はその評論で、「最近の演習は、中国海軍が“第一列島線”外にまで展開を可能にする現代化を遂げたことを示している」、と述べた。さらに米国のシンクタンク、ジェームスタウン基金会が発表した評論は、「今回の前代未聞の規模による演習は、中国がすでに成熟した「藍水海軍」(外洋で長時間の任務を遂行する部隊)を備えたことを対外的に宣明する意図でなされたもののようだ」、としている。

実際のところ、中国海軍が「第一列島線」を「突破」する能力については、現時点ですでに西側諸国の報道の中にはみられなくなっており、今彼らがより注目しているのは、中国海軍の「遠洋作戦能力」である。2008年12月から、中国は、海賊の跋扈(ばっこ)するアデン湾やソマリア海域に継続的に軍艦を派遣し、商船を護衛する任務にあたっている。これにつき日本のメディアは以前、「アデン湾での海賊対策行動は、中国海軍の遠洋作戦における経験の蓄積に資する」、と述べたことがある。また米国『ロサンゼルスタイムズ』紙は、ソマリアにおける護衛任務を、強大化の一途をたどる中国海軍の「海外全面進軍のシグナルだ」と評した。

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