中国の列島線突破に驚き恐れる日米

中国の列島線突破に驚き恐れる日米。 近年の中国海軍の軍事力発展に伴い、排他的な制海権を追求する米国と日本は再び「列島線」概念を持ち出し、中国海軍が西太平洋における日米の影響力に対抗することへの心理的な防御線としての役割を見出している。そしてまた、中国海軍が前進の一歩を踏み出すごとに、日米両国は不安を覚えるのだ…

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発信時間: 2010-08-11 17:26:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国海軍の強大化は必然

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中国の軍事戦略問題の専門家で国防大学戦略研究所所長の楊毅少将は、以下のように述べている。米国は戦略の方向性を調整し、冷戦時代の思考と伝統的な海軍の理念を棄てるべきである。なぜならば、中国海軍の強大化は「必然的」なものであって、いかなる「列島線」もこれを束縛することはできないからである。

楊毅少将によれば、米中両軍が海上における「安全保障のジレンマ」から脱却できるか否かが、米中関係の円滑な発展のキーポイントである、という。そして、米中両軍がこの「安全保障のジレンマ」を乗り越え、米国が中国と共同して安全保障上の問題に対処していくという協力的安全保障観を強めれば、これは両軍にとってプラスの相互作用をもたらすのみならず、ひいては両国全体の関係の発展にも資するのである。中国海軍が国家的利益の拡張維持のため或いは世界と地域の平和・安全・繁栄のためになす貢献と進出とは、いかなる封じ込め策によっても阻止されうるものではない、と楊少将は主張する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月11日

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