乙支(ウルチ)フリーダムガーディアンと名づけられたアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習は16日から開始した。アメリカ軍3万人と韓国軍5万6000人が今回の演習に参加し、そのうち、一部の米軍はアメリカ本土でコンピューターを通じて軍事演習に参加する。
韓米合同司令部によると、今回の軍事演習は26日に終了する予定で、演習の目的は韓国軍の防衛力を向上させ、各軍種の総合訓練と指揮官の意思決定能力を高めることにある。軍事演習実施期間、米韓両軍は朝鮮が核兵器、ミサイル、潜水艦など非通常兵器を通じて行う挑発行為を仮想し、また、朝鮮と韓国の紛争地域である海の南北軍事境界線「北方限界線」と軍事境界線での危機管理訓練も実施される予定。このほか、米韓両軍は高水準の対テロ演習を実施し、11月に開催される予定のG20の警備活動のために準備作業を行う。
今回の軍事演習に対し、朝鮮人民軍総参謀部の報道官は15日、ピョンヤンで「規模においても内容と性質においても米韓の合同軍事演習は朝鮮を対象とする全面的な戦争演習と核戦争演習である」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」2010年8月17日