「海紅旗9」空対艦ミサイル搭載の海軍の新型052C級防空駆逐艦
米国の保守的なシンクタンク、エンタープライズ研究所の上席研究員で、米国防総省東アジア問題担当の副代理長官を務めたピーター・ブロックス氏は、23日付けニューヨーク・ポストに投稿し、ペンタゴンが先ごろ公表した中国の軍事力に関する報告に米国を憂慮させる点が2つあると指摘した。「解放軍では近代化が引き続き進んでおり、とくに研究・開発中の東風-21D対艦弾道ミサイル(ASAM)は、航空母艦の『刺客』だと言える。解放軍は明らかに理論を発展させ、能力を増強することで、太平洋及び周辺地域に自らの力を示そうとしており、しかも中国が挑戦する軍事の近代化に対する米国の対応は、明らかに不足している」ことである。
こうした人を不安にさせる動向によってもたらされる結果は予測できないものの、今後の一定期間、米国がその太平洋上における権利と地位を心配するのは間違いない。
現在、解放軍は明らかに理論を発展させ、能力を増強することで、太平洋及び周辺地域に自らの力を示そうとしている。ペンタゴンの報告は中国の「兵力の投射」「関与への反対」及び「地域封鎖」戦略と部隊について言及しており、すべては米国のアジアへの接近を抑制することが趣旨であり、北京政府はこのように決定するはずだ。