英紙:小沢氏は民主党の「悪性腫瘍」 傀儡政権の再演か

英紙:小沢氏は民主党の「悪性腫瘍」 傀儡政権の再演か。 英紙「The Economist」に先日掲載された記事には、「日本の与党・民主党は、その悪名高い党員である小沢一郎衆議院議員を破門すべきだ」と記載されている。掲載記事によると、小沢一郎氏が民主党の代表に選ばれ、日本の首相となれば、民主党は国民から容赦ない批判を浴びることになるだろう…

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発信時間: 2010-09-07 10:20:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

小沢一郎氏は、国民の世論調査においても、民主党党内からもすこぶる支持率が低い。民主党党員の支持率はわずか15%である。今回の民主党代表選挙に臨んで、小沢氏はその施政方針を明確にしていない。小沢氏は、自分の利権の欲望のために民主党を支配しようとしているだけなのか、もしくは、これに首相の地位に乗じて不法な政治資金の取引による追訴から逃れようとしているだけなのか?(日本の法令上、首相には不逮捕特権が認められている)。国民の多くがその真意を測りかねている。

だが、支持率が低いからと言って、小沢氏の出馬が影響を受けるわけではない。現在、日本に長くはびこるヤミ献金の世界に小沢氏はどっぷり漬かってきた。広範的な選挙活動において、選挙活動資金を支援するというやり方で、出馬者の忠誠心を誓わせてきた。民主党所属の国会議員412名の大部分を小沢氏は支配しているため、彼らの票により小沢氏の当選が決定することだろう。国会における小沢派のグループのうち、入閣できるほどの名声を持った人物はわずかであるが、多くの議員が小沢氏のサポートや手配があってこそ、政界入りを果たしたということが問題なのである。

小沢一郎氏の腹心らは、小沢氏を支持する他に方法がないことを分かっている。だが、民主主義的政治は「選択する」ことに意義がある。民主党内にはびこる目先だけにこだわった小沢派の政治家以外のその他の人々はすべて選択を迫られている。それにしても、菅直人首相は判断を誤った。消費税増税についての問題を提議したのは時期尚早だった。そのため民主党は今年7月の参院選において惨敗している。だが、菅直人首相が小沢氏の主張する「挙党態勢」を拒否し、また、鳩山由紀夫・前首相(小沢一郎氏の盟友)を辞任させたことにより、有権者の高い支持を得るようになってきている。菅直人率いる内閣支持率は先週、大幅に上昇した。有権者は菅直人首相が、小沢氏の出馬を正々堂々と受け入れる態勢を見て、菅首相を頼もしく思うようになってきている。

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