民主党内部のいさかいはすでに経済界にも影響している。政府が有力な景気回復政策を出せないことの懸念により、日本の株式市場はこの週、下落を見せている。国民が懸念しているのは、民主党の代表争いの結果、誰が勝利を得たとしても、国民は分裂してしまっている与党を国民の代表者としなければならないことに変わりがないことである。これは民主党が野党と比べてより不利な立場になっていることを示している。
菅直人氏が率いる民主党が民意を汲めば、党内が致命的な分裂を起こすことはないだろう。1年前、自民党が衆院選で惨敗し、今年6月、役立たずの鳩山由紀夫・前首相が退陣させられた。続く7月には参院選で惨敗を喫し、首相に就任したばかりの菅直人氏に大きな打撃を与えた。今回、民主党が小沢一郎を代表に選び、次期首相に据えたならば、国民による容赦ない民主党批判が待っていることであろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月7日