中国の李保東国連大使は15日、温家宝総理の国連会議出席についてメディアの取材に応じた。
李大使は「温家宝総理は9月21-23日、ニューヨークで国連ミレニアム開発目標ハイレベル会議と第65回国連総会一般討論演説に出席する。温総理の国連会議出席は08年に続くものだ。また、中国政府首脳の国連会議出席は3年連続となる。これには非常に重大な意義があり、3つの『体現』として総括できる」と述べ、(1)中国が多国間外交を重視していることを十分に体現するものである(2)中国が国連の役割を支持していることを十分に体現するものである(3)中国がグローバルな脅威や試練への集団対応に尽力していることを十分に体現するものである--を挙げた。
李大使は温総理の国連会議出席について次の3つの見方を示した。
(1)全方位的かつ重層的な、重大な外交活動である。ニューヨーク滞在時間は長くはないが、日程は詰まっており、内容豊かだ。これには国連会議で重要な演説をし、現在の国際情勢に対する中国の見解や主張および内外政策を全面的に詳述し、改革開放と平和的発展を堅持するとの中国の方針が揺るがぬものであることを重ねて表明することが含まれる。各国首脳や潘基文国連事務総長と会談し、双方関係を包括的に推進することも予定している。