中国とASEANの自由貿易は全面的で急速な発展段階へ

中国とASEANの自由貿易は全面的で急速な発展段階へ。 温家宝総理は10月28日から30日にかけて、ベトナム・ハノイで開かれる第13回東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス1(中国)首脳会議、第13回ASEANプラス3(中日韓)首脳会議、第5回東アジアサミット、および中日韓首脳会議に出席する…

タグ: 中国 ASEAN 自由 貿易 発展段階

発信時間: 2010-10-22 16:44:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

温家宝総理は10月28日から30日にかけて、ベトナム・ハノイで開かれる第13回東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス1(中国)首脳会議、第13回ASEANプラス3(中日韓)首脳会議、第5回東アジアサミット、および中日韓首脳会議に出席する。

商務部アジア司の呂克倹司長は21日外交部の主催したブリーフィングで「中国・ASEAN自由貿易地域が今年全面的に始動して以来、双方の経済貿易関係は全面的な急成長の新たな段階に入った。これは各々の経済成長プロセスにおいても日増しに重要な役割を発揮している」と述べ、次の4点を指摘した。

(1)中国とASEANはすでに互いに重要な貿易パートナーとなっている。中国側の統計では、2010年1-9月の双方間貿易額は2113億1千万ドルに達し、前年同期比で43.7%増加している。中国にとってASEANは現在、第4位の貿易パートナー、第4位の輸出市場、第3位の輸入市場だ。ASEAN側の統計では、2009年の双方間貿易額は1782億ドルで、ASEANにとって中国は第1位の貿易パートナーだ。

(2)中国とASEANは双方向投資を拡大し続けている。中国側の統計では、双方間の相互投資額は2010年8月までの累計で711億ドルに達した。中国にとってASEAN資本は重要な外資の1つだ。現在、中国からASEAN諸国への直接投資額は100億ドルの大台を突破し、投資分野は農業、製造加工業、サービス業など多岐にわたっている。

(3)双方の互恵的経済協力は著しい成果を上げている。現在までに中国はASEAN諸国に約101億ドルを融資し、大型インフラ事業、工業発展、災害対策、人材育成を力強く支援し、良好な成果を収めてきた。

(4)中国・ASEAN自由貿易地域が全面的に始動し、準地域協力も着実に前進している。中国がASEAN製品に課す輸入税の税率は平均9.8%から1.0%に引き下げられた。ASEAN6カ国(古くからの加盟国)が中国製品に課す関税も平均12.8%から1.6%に引き下げられた。大メコン圏経済協力計画(GMS)の中身も日増しに実務的になり、汎北部湾経済協力のフィージビリティ・スタディも積極的に進められている。

呂司長は「中国とASEANの経済協力は絶えず対象分野を広げ、水準を高め、双方の企業や人々に確かな利益をもたらしている。中国側はASEAN諸国との経済貿易関係の発展を非常に重視している。ASEAN各国との貿易・相互投資・互恵経済協力、および地域枠組みでの経済貿易協力を一層強化したい」と表明した。

「人民網日本語版」2010年10月22日

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