香港中国通訊社に掲載された14日付の特集記事によると、日本において次世代汎用護衛艦の1番艦「あきづき」の進水式が先だって行われた。日本の自衛隊が保有する各種の主な艦艇50隻はいずれも更新期に突入しており、今後、日本の海上戦闘力が大幅にアップするため、アジア太平洋地域の安全保障にとって見過ごせない、と専門家は指摘している。自衛隊の防衛能力が拡大すれば、これまでの幾つかの政権が目指した「政治大国ニッポン」としての地位を築くのに、重要な基礎となってくれることは間違いないだろう。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
掲載記事の概要を以下に紹介する。
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対空・対潜・対艦・ヘリコプター搭載と一通りの能力をもった次世代汎用護衛艦「あきづき(2代目)」の進水式が13日、長崎市の三菱重工業造船所において執り行われた。この「あきづき型護衛艦」は2012年の就役を予定しており、海上自衛隊の海上戦闘力および防空能力などが更に強化されようとしている。日本では現在、ヘリコプター空母、護衛艦、潜水艦など各種の主な艦艇50隻余りを保有しており、いずれも更新時期が迫っている。今回の一連の更新により、日本の海上戦闘力は今後一層増加するはずであり、アジア太平洋地域の軍事・安全保障において注目すべき事柄である、と専門家は述べている。
2003年から現在も就役中の「たかなみ型護衛艦」と比べると、次級である「あきづき型護衛艦」には多くの改良点が見られる。ステルス性向上のため、新型の船体や塔型マストを採用し、船体の複数個所が複合素材で被覆されている。対空ミサイルの国産化も更に向上しており、防空ミサイルの搭載数も大幅に増えている。これは艦艇の性能が大きく向上したことを表している。