米日露豪のアジア太平洋外交、それぞれの下心

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発信時間: 2010-11-08 11:26:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

クリントン国務長官はアニファ・アマン外相との会談において、ナジブ首相が国連総会で提起した「中庸」の理念を賞賛、「ナジブ首相や他国の指導者と共に、異宗教間の対話促進を支持していきたい」と述べた。クリントン国務長官は今回のマレーシア訪問を「前菜」と表現、メインディッシュは今後再びマレーシアを訪問する際にとっておくと表明し、「マレーシア人民の声に耳を傾け、両国の友好関係強化に向けて努力していく」と述べた。

マレーシアで最大の発行量を誇る中国語新聞「星洲日報」は社説の中で、「クリントン国務長官のアジア太平洋歴訪及び、まもなく行われるオバマ大統領のアジア歴訪は、米国がアジアに回帰するべく、戦略を調整したことの表れ」と指摘した。

クリントン国務長官は10月28日、ハワイ・ホノルルでアジア太平洋地区の戦略について講演を発表した際、「オバマ大統領就任以来、米国は積極的にアジアの事務に参与してきた。これは主に、米国のアジア太平洋地域における主導的役割を維持し、強化するためだ。アジア地域における組織が米国の安全、政治、経済利益に関わる場合は、米国も加盟していきたい」と述べた。

オーストラリア:国内の政治との関連

オーストラリアのジュリア・ギラード首相は1日、マレーシアに対する2日間の公式訪問を終わらせた。世論は、ギラード首相が就任後、ASEAN諸国初の訪問先としてマレーシアを選んだのは、国内の政治と関係があると見ている。

オーストラリアは現在、密入国問題に直面している。資料によると、多くのアフガン難民は飛行機でマレーシアに到着した後、舟でインドネシアに渡り、その後東ティモールからオーストラリア海域へと密航しているという。マレーシアは現在、密航者や密入国者の中継地点となりつつあるため、オーストラリアは同国と協力を強め、密入国者を取り締まる必要がある。

マレーシア紙「新海峡時報」は評論の中で、ギラード首相がマレーシアをASEAN諸国初の訪問先として選んだのには、2国間の自由貿易協定を重視しているからではなく、国内の政治と関係があると指摘した。オーストラリア初の女性総理であるギラード首相の道のりは簡単ではない。密入国・難民問題は野党とって、ギラード政権攻撃の的となっている。ギラード首相が再任を目指すためには次期選挙前にこれらの問題を解決しなければならない。

両国の指導者は、密入国と国境を越えた犯罪取り締まりでの協力を強めていくことで同意した。しかし、東ティモールに域内難民センターを建設するというギラード首相の提案に関しては、ムヒディン・ヤシン副首相は賛成の意を表明しておらず、密入国問題は非常に複雑で、解決に向けては両国の協力が必要だと言及するにとどまった。

「人民網日本語版」2010年11月8日

 

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