中国の胡錦涛国家主席は、11日12日両日に開かれた第5回20カ国・地域首脳会合(G20)に出席したが、これに対して、中国代表団の馬朝旭報道官は「G20ソウルサミットは大きなな成果を挙げた」と表明した。
馬報道官は、今サミットは4つの大きな成果を挙げたとして「まず、各加盟国は共にG20の役割を強化し、国際経済と金融の分野における新たなリスク、新たなチャレンジに適切に対応し、世界経済の急速かつ持続可能な均衡発展の促進に尽力することで合意した。次に、会議では、引き続き国際金融機構の改革を推進し、発展途上国に6%以上の持ち分を移転することを決定した。第3に、発展問題を、初めて同機構の主要な長期課題に加え、『ソウル発展共同認識』の達成と年度にまたがる計画の策定を実現した。第4に、これまでの会議で収めた成果に沿い、引き続き国際金融市場の監視と管理を強化し、保護貿易主義を反対する新しい対策を打ち出した」と述べた。
馬朝旭報道官は、経常黒字と赤字が持続可能な水準かどうかを判断する「参考指針」について「各国は来年のG20財務相・中央銀行総裁会議で策定することで合意した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月13日