陸昊:北京大学卒業、27歳で大型国営企業のトップとなり、32歳のとき最年少で正庁級幹部となる。35歳で北京市副市長となり、2008年に中国最年少の正部級役員となる。
最近、省部級幹部(各省・直轄市・自治区の党委員会常務委員・中央各部の副部長以上の高官)の仲間入りを果たす「60後(1960年代生まれ)」が増加するに従い、彼らに対する注目度が高まっている。「60後」の省部級高官たちが、一体いかなる精神的特長を持ち、どのような成長の道のりを歩んできたのかは、人々の関心の的となっている。「斉魯晩報」が伝えた。
大まかな統計によると、現在各省・直轄市・自治区における「60後」の省部級幹部はすでに100人を突破し、中堅グループとなりつつある。
各省における「60後」の省部級幹部は、ほとんどが3人以下だが、北京市、天津市、重慶市、山東省は4人、上海市、西蔵(チベット)自治区、新疆ウイグル自治区では7人と多く、湖南省も6人で、ほとんどが常務委員または政府の要職についている。
彼らは若いながらもすでに長期間にわたって経験を積んでいる。例えば秦宜智氏は08年9月、43歳で西蔵自治区党委員会常務委員、ラサ市委員会書記に任命されたが、清華大学の出身である同氏は、作業場での技術者時代から数えるとすでに20年にわたって経験を積んでいる。
「60後」の省部級幹部の年齢を具体的に分析すると、ほとんどが1965年以前生まれであることがわかる。1965年以降生まれはわずか10人以下だ。最も若いのは、江西省の謝茹副省長で、1968年生まれ。その次に若いのが、西蔵自治区政府のトウ小剛副主席で、1967年生まれとなっている。