中国、「60後」省部級幹部が中堅グループに

中国、「60後」省部級幹部が中堅グループに。 最近、省部級幹部(各省・直轄市・自治区の党委員会常務委員・中央各部の副部長以上の高官)の仲間入りを果たす「60後(1960年代生まれ)」が増加するに従い、彼らに対する注目度が高まっている。「60後」の省部級高官たちが、一体いかなる精神的特長を持ち、どのような成長の道のりを歩んできたのかは、人々の関心の的となっている…

タグ: 中国 60後 省部級 幹部

発信時間: 2010-11-16 15:29:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

周強:1960年生まれ。西南政法大学法律学科卒業。現在は中共湖南省委員会書記・省長を務める。青年団中央で11年間にわたって勤務。2006年、46歳の若さで中国最年少の省長となる。

「60後」の省部級幹部が増えているのは主に、党による幹部若年化戦略によるものだ。中国人民大学行政管理学学科の毛寿竜主任は雑誌「環球人物」のインタビューに答えた際、「幹部の若年化は、党と国の今後の命運にかかわる戦略任務だ。この戦略は1970年代末から80年代初期にかけて打ち出され、ここから中国の幹部若年化がスタートした」と述べている。

中共中央党校党史教研部の謝春濤・副主任は、「『文革』の影響により、『60後』世代は正規の小中学校教育を受けられなかった。彼らが中学生のころに改革開放が始まった。『60後』の省部級幹部は改革開放後に正規の高等教育を受けており、中には国外で学んだ人もいる。このことは彼らにとって間違いなくプラス作用、積極的な作用をもたらした」と語る。

1970年代末から1980年代初めにかけては、まさに「60後」が大学受験をし始めた時期だ。このころ大学に行ける人は少なく、まだエリート教育が行われていた。このため、現在の「60後」の省部級幹部は当時、同年齢の中では優等生的存在だったのだ。

彼らの専門分野を見ると、経済や法律など、文系が絶対的多数を占めており、また修士以上の学歴を持つ人の割合が高い。毛寿竜主任は、高学歴の文系学部卒業者が政界に多いことは偶然ではないと見る。改革開放後、国はほとんどの大学で文系学科を回復させ、経済学、法学、行政管理学などの人材を大量に育成したからだ。

「人民網日本語版」2010年11月16日

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