朝鮮が韓国の延坪島に砲撃した事件で国際問題の専門家たちは、今回の事件では韓国兵が死傷して朝韓情勢は緊迫しているが、朝鮮がこのような行動に出たのは、国際社会の重視を引き起こすためであり、朝鮮と韓国との間に大規模な衝突は起こらないと考えている。
意図:砲弾で交渉手段を交換
韓国の学者、李成賢氏は、朝鮮が砲撃した意図は、今後の会談や6カ国協議での手段を増やすことだと考えている。
「今の韓国政府の態度からみて、李明博大統領は事態を拡大させたくないと考えているが、軍の態度は非常に強硬だ。こうした韓国内部の異なる態度は、今年3月に発生した哨戒船「天安号」事件でも同じで、当時、軍は強硬な反撃を期待していた。しかし李明博大統領は外交ルートを通じて問題を解決した」
「哨戒船『天安号』事件と今回の砲撃事件を比べると、朝鮮の行動がエスカレートしたことが分かる。哨戒船に乗っていたのは韓国兵だったが、今回の砲撃の目標には一般の市民も含まれていた。しかし延坪島はこの60年、朝韓衝突の最前方であることから、地元の人たちは、朝鮮の砲撃に対して警戒心を抱いていた。そのため朝鮮がこの島を砲撃したのは、韓国政府と軍の気勢に打撃を与え、今後の会談や再開される6カ国協議に、より多くの手段を増やすためだ考えられる」
予測:砲撃は深刻な事故を引き起こさない