手段の選択
危機をコントロールして損せず
「環球ネット」24日付け記事:「砲撃という手段は、危機を呼び起こすことも、コントロールすることも必要だ」と復旦大学国際問題研究院の沈丁立氏は言う。砲撃の開始時間、攻撃範囲、破壊威力は全て計画的にコントロールしやすい。
従来の海上戦と比べ、砲撃戦は朝鮮の強みと言える。1999年と2000年、韓国・朝鮮間はヨンピョン島海域において2度、激しい海上戦を繰り広げた。装備が遅れているため、朝鮮が劣勢だった。韓国側の統計データーによると、第1回目のヨンピョン海上戦での朝鮮側の被害は海軍兵士死者30名、負傷者70名、魚雷1艇を撃沈され、艦艇9隻が攻撃を受けた。一方韓国側の被害は兵士11名の負傷と艦艇2隻の破損に止まった。第2回目の海上戦では、韓国軍の死者は6名、負傷者は18名で、高速艦艇1隻が攻撃された。朝鮮側は死者13名、負傷者25名、警備艦艇が1隻崩壊したとの事だった。
今回の砲撃戦に関しては、朝鮮側の劣勢が小さい。また、外からでは死傷者数がわからない。「指導者が人民軍を率いて、敵を倒し勝利を収める」というやり方は朝鮮に合っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月25日