楊部長はさらに「現在朝鮮半島情勢は再び緊張しており、中国はこれを非常に注視している。責任ある大国として中国は、一貫して物事そのものの是非曲直に照らして自らの立場を決定しており、どちらか一方への肩入れはしていない。緊張のエスカレートを防止することが喫緊の課題であり、再び火に油を注ぐようなことは決してしてはならない。関係国は冷静さと自制を保ち、事態を対話・交渉の道へ再び戻すべきだ。みなさんが目にしてきたように、朝韓交戦事件の発生以来、中国側は事態のエスカレート・悪化を防ぐために努力し、関係各国と緊密な意思疎通や調整を行うとともに、冷静さと自制を保ち、対話・協議を通じて問題を解決し、朝鮮半島の平和と安定を共に守るよう各国に促してきた。中国は12月上旬に北京で6カ国協議首席代表による緊急会合を開くことも提案した。この会合が現在の緊張の緩和に寄与し、6カ国協議の再開に向けた環境が整うことを希望する。われわれは引き続き努力し、朝鮮半島と北東アジア地域の平和・安定の共同維持を促していく」と述べた。
「人民網日本語版」2010年12月2日