対中関係においては、横浜APEC首脳会議でようやく中日首脳会談を実現したものの、釣魚島漁船衝突事件の副作用はまだ完全に消えたわけではない。
朝鮮半島の情勢がくしゃみをすれば、日本は必ず数日間風邪をひく。ただ、今回はただのくしゃみではない。南北間で砲撃戦となったのだ。日本は戦争の危機をひしひしと感じた。だが、残念なことに、「日米韓の3カ国で緊密に連携し朝鮮に対応する」との立場を強調する以外、日本は他に何の実質的役割を果たすこともできないのだ。
「ロシアに全く相手にされない」
このような内外の苦境の中、前原氏が北方四島を「遠くから」視察したところで、菅内閣の内憂を解決できず支持率を上げられないばかりか、「ロシアからも全く相手にされない」だろうとする見方もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月6日